災害時の安定供給協力なども対象、20年3月末までの基本契約締結目指す
家庭用食用油最大手の日清オイリオグループと2位のJ-オイルミルズは10月29日、業務提携の協議に入ると発表した。2020年3月末までの業務提携基本契約の締結を目指す。
両社で共同プロジェクトを立ち上げ、具体的な内容を早急に詰める。現状では原料から油を搾り出す工程で双方の設備を相互に活用することや、原料の大豆やなたねを海外から輸入する際に船舶で共同輸送を実施することなどを想定。さらに、災害の影響で工場が操業停止に追い込まれた場合に安定供給できるよう協力することも検討対象となる。資本提携は検討の対象外。
原料調達などを効率化して事業基盤を強化、国際競争力を高めたい考え。
(藤原秀行)