10カ所目、ネット通販の取り扱い製品増に対応
アイリスオーヤマはこのほど、中国の天津で、同国内10カ所目となる「天津工場」を建設すると発表した。2021年12月の完成を見込む。
総投資額は約50億円で、建物の総面積は4万6552平方メートルを計画。家電製品やプラスチック製生活用品、スチールラック・什器を主に生産する。
同工場は中国の華北部における物流拠点としても機能。2万1600パレットを収容できる自動倉庫を備える予定。事業拡大に伴う物流量の増加とインターネット通販の取り扱い製品数拡大に対応する。
同社は「中国の直轄市として同国内トップ水準の経済成長を続けており、首都の北京を核とする北京・天津経済圏へのスピーディーな出荷を行う拠点として最適な位置にある」と説明している。
同工場は初年度に3億元(約50億円)の販売を目指す。
同社は1996年に中国で現地法人を設立。遼寧省大連市と江蘇省蘇州市、広東省広州市を拠点として活動している。
10月31日に現地で行った起工式(アイリスオーヤマ提供)
(藤原秀行)