日水物流、大阪・舞洲の物流センター増設で庫腹は5万トンに倍増へ

日水物流、大阪・舞洲の物流センター増設で庫腹は5万トンに倍増へ

20年4月完成予定、同業他社と共同物流業務も

日本水産(ニッスイ)は11月7日、グループの日水物流が現在工事を進めている大阪市の「大阪舞洲物流センター」増設棟の詳細を発表した。

増設棟は地上5階建て、延べ床面積は1万6338平方メートル。既存棟に隣接し、内側で互いに行き来できるようにする。センター全体の保管能力は増設棟が2020年4月に完成すると、庫腹は2倍の5万トンに拡大し、ニッスイグループ最大規模の拠点になる予定。投資金額は総額46億円を見込む。


増設棟の完成イメージ(ニッスイ提供)

ニッスイ物流はニッスイグループの低温物流機能を担い、国内17カ所に物流センターを展開している。大阪舞洲物流センターは16年4月に開業した。事業の成長とともに保管スペースが逼迫しているため、増設棟建設に踏み切った。

増設棟は近年の深刻な人手不足を踏まえ、自動倉庫(806棚)や移動ラック(4943棚)を一部で導入。将来の無人フォークリフト導入にも対応できる設計を施す。冷凍設備は前川製作所の高効率自然冷媒冷凍機「NewTon」を使用する。トラックバースは11個備える。

さらに、食の安全を確保するため、フードディフェンス対策として顔認証システムを取り入れ、倉庫への出入りを24時間体制で管理。セキュリティーカメラも死角がないよう敷地内をモニターしている。

また、津波が生じても建物内に侵入しないよう地盤高を確保。非常用電源設備は屋上に配置するとともにバックアップのデータセンターは他のエリアに設けるなど、BCP(事業継続計画)に配慮している。

ニッスイは「近年のドライバー不足・労働力不足・設備不足を克服するため、物流事業者が相互の機能を持ち寄り協力して課題解決する機会が増加する状況もあり、竣工後は通常の保管業務のほか、同業他社との共同物流業務にも取り組む予定」と説明している。

(藤原秀行)

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