日本GLP、千葉・八千代のロコンド向け物流施設を「ゾーンBTS」の概念で開発

日本GLP、千葉・八千代のロコンド向け物流施設を「ゾーンBTS」の概念で開発

エリアに2棟集中して建設、物流の効率化や人員配置最適化に寄与狙う

日本GLPの帖佐義之社長は11月7日、千葉県八千代市で、靴やアパレルのECサイト「LOCONDO.jp」を運営するロコンド専用として開発する物流施設「GLP八千代Ⅲ」の建設予定地で起工式を行うのに際し、記者会見した。

この中で、同市で建設を進めている「GLP八千代Ⅱ」と「GLP八千代Ⅲ」の2棟について、「ゾーンBTS(専用施設)」の概念を採用していることを明らかにした。いずれもロコンドの入居が確定している。

帖佐社長は「GLP八千代Ⅲ」に関し、「ロコンドさんの成長スピードの速さを見て、スペースがすぐに不足するのではないかと感じた」と語り、ロコンドのために用地を取得していたと経緯を説明。

「既存施設の徒歩圏内にBTS型施設を追加で建設できるのは滅多にない。立地の優位性を生かし、2つの棟で1つの拠点を形成するようなゾーンBTSというコンセプトを採用している」と述べ、近接する2棟を一体的に利用することで、物流の効率化に加えて人員配置の最適化も可能になると持論を展開した。

会見に同席したロコンドの中村知貴オペレーション本部シニアマネージャーも、2棟を一体的に運用していくことに意欲を示した。


「GLP八千代Ⅲ」の完成イメージ(日本GLP提供)
(藤原秀行)

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