サンゲツが大阪に1・3万坪の新たな物流拠点、21年1月稼働目指す

サンゲツが大阪に1・3万坪の新たな物流拠点、21年1月稼働目指す

三井不動産施設に入居、商品搬送などの機械化検討

サンゲツは11月20日開示した2019年度中間決算説明会の資料で、物流機能の強化策として、新たに大阪市内で物流拠点「新関西ロジスティクスセンター」を開設する方針を明らかにした。

新拠点は三井不動産が開発した「三井不動産ロジスティクスパーク(MFLP)大阪Ⅰ」に入居し、床面積は約1万3000坪を計画。西日本エリアを中心とした基幹物流拠点として運用する計画で、2021年1月の稼働を目指している。

サンゲツは新センターに関し「物流設備内の商品搬送、カットなど加工の機械化を検討している」と説明。新拠点が稼働すれば、全国の物流拠点の床面積は旧来の6万6000坪から東京ドーム5個分の7万1400坪に拡大する見通しだ。

併せて、「路線便に頼らない自社配送体制の構築」を掲げ、各地域の特性を踏まえて共同配送やデポ拠点新設、運搬車両見直しを推進。東北6県での共同配送ネットワーク展開、広島・山口・四国エリアでのデポ新設などを手掛けていると解説している。


新拠点が入る「MFLP大阪Ⅰ」の外観(サンゲツ決算説明会資料より引用)

(藤原秀行)

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