中央日本土地建物、愛知・一宮で自社開発第2弾の物流施設着工

中央日本土地建物、愛知・一宮で自社開発第2弾の物流施設着工

6.4万㎡で最大8分割可能、23年12月竣工見込む

中央日本土地建物グループは7月20日、子会社の中央日本土地建物が、愛知県一宮市でマルチテナント型物流施設「(仮称)一宮市物流施設プロジェクト」の工事を本格的に始めたと発表した。

中央日本土地建物が自社で物流施設を開発するのは、神奈川県厚木市に続いて2件目。

地上4階建て、延床面積は6万4373平方メートルを計画しており、竣工は2023年12月を見込む。

21年3月に開通した東海北陸自動車道の一宮稲沢北ICから500メートル、一宮西IC(隣接する一宮JCTから名神高速道路にアクセス可能)より約3.7キロメートルに位置。中部地方で物流の一大集積地となっている小牧市に隣接するエリアで、名古屋市近郊へのアクセスが良い上に、中部地方全体への広域配送にも対応可能とみている。

1区画当たり6500平方メートル超、トータルで最大8区画まで分割可能な設計とする方針。各フロアは梁下5.5メートル、1平方メートル当たり荷重1.5トンと標準的なスペックを備える。スロープによって1階だけでなく3階のトラックバースにも大型トラックが直接アクセスできるようにする。1階東側には入居企業向けの共用ラウンジを設け、職場環境向上と雇用促進への寄与を目指す。


建物外観イメージ(以下、いずれもプレスリリースより引用)


位置図(国土地理院サイトの情報を加工・作成)

中央日本土地建物は厚木市で第1号物件「LOGIWITH厚木」の建設を進めているほか、東京都八王子市、千葉県習志野市でも物流施設用地を取得済み。今後さらに物流施設の開発を加速していく予定だ。

■施設概要
名称:(仮称)一宮市物流施設プロジェクト
所在:愛知県一宮市大和町北高井字石田7他(地番)
敷地面積:3万2195.52㎡(約9739坪)
延床面積:6万4373.43㎡(約1万9472坪)
構造:鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄骨造
規模:地上4階建
交通:東海北陸自動車道「一宮稲沢北IC」より0.5km、「一宮西IC」より3.7km
駐車場:乗用車130台、トラックバース80台、大型車待機用16台
事業主:中央日本土地建物株式会社
設計・監理:清水建設株式会社
施工:清水建設株式会社
コンサルティング:株式会社フクダ・アンド・パートナーズ
着工:2022年7月19日
竣工:2023年12月(予定)

(藤原秀行)

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