無人フォークと連携、パレットの完全無人搬送実現
自動運転技術開発のZMPは11月27日、主力の物流支援ロボット「CarriRo(キャリロ) AD」(自律移動モデル)の新商品として、新たに「CarriRo AD+(プラス)」の出荷を12月に開始すると発表した。
最大積載200キログラムと牽引600キログラムを合わせた最大可搬重量は800キログラムで、従来の2倍以上に高めた。台車タイプとパレット台車の下に潜り込んで搬送するパレット積載タイプの2種類を提供する。
併せて、パレット積載タイプは、特定の場所で自動的にパレット台車を切り離したり、フォークリフトに乗った状態でタブレットを介して操作したりできる機能を新たに追加した。
同社が手掛けている無人フォークリフト「CarriRo Fork」と連動させることにより、パレット搬送の無人化も実現できると説明している。価格は5年リースで台車タイプが月額税別7・3万円、パレット積載タイプが8・2万円。
12月3、4、10、11日に東京・品川で開く物流無人化ソリューション発表会でお披露目する。
「CarriRo AD+」
パレット台車と「CarriRo Fork」の連携搬送イメージ※クリックで拡大(いずれもZMPウェブサイトより引用)
(藤原秀行)