サッポロHDとエバラ食品、JPRが岡山~大分・福岡間で共同輸送

サッポロHDとエバラ食品、JPRが岡山~大分・福岡間で共同輸送

10トントラック活用、テストで実車率99%以上達成

サッポロホールディングス(HD)は12月11日、エバラ食品や日本パレットレンタル(JPR)と連携し、岡山エリアと大分・福岡エリア間計1100キロメートル超の共同輸送を同日始めると発表した。

3社はそれぞれ片道の輸送を自ら手配してきたが、物量が安定せず、帰りが空荷になるなどの課題に悩まされていた。昨今のトラックドライバー不足深刻化を踏まえ、タッグを組んで地方の幹線輸送を安定確保させたい考え。サッポロHDのビールテイスト製品とエバラ食品の加工食品や調味料、JPRの輸送用レンタルパレットをそれぞれ組み合わせる。

具体的には、3社が同一の10トン車を活用。サッポロビールの九州日田工場から岡山物流センター(502キロメートル)、近隣のJPR岡山倉庫からエバラ食品津山工場(104キロメートル)、同工場からエバラ食品福岡物流センター(483キロメートル)をそれぞれ効率的に輸送する。全行程は1100キロメートルに及ぶ。

サッポロビールの岡山物流センターからJPR岡山倉庫までの間11キロメートルのみ空車となるが、それ以外は3社が有効活用できると見込む。

当該エリア間は海上や鉄道へのモーダルシフトが難しいため、3社によるトラック共用利用の形を取る。2019年7月からのテスト期間では、大分~岡山~福岡のルートを3日でラウンド運行し、行き荷と帰り荷の両方を固定化させることで実車率99%以上を達成した。併せて、3社がそれぞれ個別に輸送していたころより全体のCO₂排出量を約15・2トン低減させることができたという。



共同輸送前後の工程比較(3社提供。上が共同輸送前、下が共同輸送実施後)※クリックで拡大

(藤原秀行)

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