西鉄、米シカゴで三菱商事子会社などと組み物流倉庫4棟開発へ

西鉄、米シカゴで三菱商事子会社などと組み物流倉庫4棟開発へ

総事業費105億円で20年7月完成予定、機関投資家に売却

西日本鉄道は12月12日、米イリノイ州シカゴで同国の現地法人と三菱商事傘下の北米不動産投資会社ダイヤモンド・リアルティ・インベストメンツ、米国の不動産開発会社クロウ・ホールディングス・インダストリアルが組み、物流倉庫を開発すると発表した。

米国は堅調な経済成長が続いている上、eコマースの市場拡大で今後も物流倉庫の需要が見込まれるため、不動産開発のノウハウを蓄積し、同国で事業拡大を図る。西鉄が米国で収益不動産開発に携わるのは2件目。

倉庫はいずれも平屋建ての4棟を予定しており、総延べ床面積は約9万6000平方メートル。総事業費は約9600万ドル(約105億円)を見込む。完成は2020年7月、機関投資家への4棟一括売却は21年10月の見通し。

西鉄は「米国やベトナム、インドネシア、タイでの海外住宅事業を推進するとともに、新規国・地域への進出のため情報収集を行い、収益基盤の拡大に努める」と説明している。


開発する倉庫の完成イメージ(西日本鉄道プレスリリースより引用)

(藤原秀行)

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