複数のロボット活用、24時間365日体制で入出荷や棚卸しなどを完全自動化
DHLサプライチェーンは12月18日、東京都内に構えている国内最大級の部品倉庫施設に統合自動倉庫管理システムを導入したと発表した。複数のロボットを円滑に連携させ、24時間365日体制で入出荷や棚卸しなどを完全自動化できるのが特徴という。
商品を収めた棚を持ち上げ、人間の待つ作業エリアまで運ぶGTP型ロボットを採用、最大600キログラムの棚を搬送することが可能。指定エリア内を自動走行し、人間や障害物を周辺に感知するとストップする。併せて、納品書と返却通知書をデジタル化、インターネット経由でアクセスできるため、ペーパーレスを実現している。
同社のアルフレッド・ゴー社長は「コントラクトロジスティクス(3PL)向けの自動・デジタル化ソリューションにおいて最先端を走ることは、当社のStrategy 2025の一環であり、顧客志向を実現するための核を成すと考えている。特にサービスロジスティクス(保守部品)の物流では、1日を通してさまざまな業務が行われており、ピッキングや保管の精密さや精度を向上させることは、効率性と生産性の最大化につながる」とのコメントを発表した。
(藤原秀行)