トラスコ中山、売れ筋商品の自動在庫可能な新基幹システムを導入

トラスコ中山、売れ筋商品の自動在庫可能な新基幹システムを導入

36億円投資、引き当て最適化も実現

トラスコ中山は1月10日、業務を支える基幹システムを刷新、「パラダイス3」として同6日に稼働を始めたと発表した。

投資額は約36億円で、「自動化できる仕事は、システムで全て自動化!」をコンセプトに設定。商品の適正価格を自動計算するなど、多様な機能を実現している。物流関係では、在庫の最適な引き当てや商品の自動採用を実現。具体的には、従来は販売店の最寄りの物流センターから出荷していたが、今後は送り先に一番近接している物流センターを自動選択する仕組みに変更。納品のリードタイムを最小限に抑えるのが狙い。

また、販売実績を基に、在庫すべき商品を自動的に選定、発注する。売れ筋商品の欠品を防ぎ、販売機会喪失を回避できるようにする。


トラスコ中山の「プラネット埼玉」(GROUND提供)

(藤原秀行)

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