WMSも連携、多様な配送キャリアの情報管理容易に
中小EC事業者らの物流業務を包括的に支援するスタートアップ企業のオープンロジは2月6日、越境EC支援の強化に向け、DHLジャパンと輸送契約を締結したと発表した。併せて、WMS(倉庫管理システム)に関してもDHLと連携をスタートした。
オープンロジは既にEMS(国際スピード郵便)を生かした越境ECサポートを手掛けているが、DHLグループとタッグを組んで支援体制を拡充する。
日本国内の保管や梱包、発送などはオープンロジが、通関から海外の物流に関してはDHLがそれぞれ担当。EC事業者を一貫で支える。倉庫事業者に対しても、WMSの連携を通じ、DHLなど多様な海外配送キャリアで送り状発行や荷物追跡などの情報管理が容易になるとみている。
越境ECは市場の伸びが引き続き見込まれており、両社が組んで物流需要を着実に取り込んでいきたい考えだ。
提携したDHLジャパンの小島英雪法人営業第一部長(左)とオープンロジの伊藤秀嗣代表取締役CEO(最高経営責任者)
提携の概要(いずれもオープンロジプレスリリースより引用)※クリックで拡大
(藤原秀行)