調剤薬局の在庫量適正化や物流生産性向上など実施、東京・埼玉の7店舗で実施へ
医薬卸大手のメディパルホールディングス(HD)と調剤薬局大手のアインホールディングスは2月27日、新たな医薬品流通モデルの構築に向け、トライアルを実施すると発表した。
卸の物流機能と薬局の店舗サービスにおけるノウハウと強みを活用し、これまでの商習慣にとらわれない新たな医薬品流通モデルを構築すると表明。具体策として、
①保険薬局ごとに最適な医薬品の在庫量を分析・管理し、両社間の受注・納品業務を削減するとともに、輸配送車両の燃料に起因するCO2排出量を大幅に減らす
②医薬品の納品・検品・棚詰めなどの作業を効率化し、物流に携わるスタッフの労働生産性向上と薬剤師の本来業務への時間創出を図る
③納品・検品の回数を大幅に抑制するなど、両社で効率的な物流を追求することで多様化する働き方のニーズに対応できる環境を整備する
――を打ち出している。
今年3月中旬から東京、埼玉のアイン薬局7店舗でトライアルをスタートする予定。
(藤原秀行)