シンナーの安定供給や即納、品質管理体制強化
業務用シンナー大手の大伸化学は3月19日、埼玉を地盤とする物流企業の山崎梱包運輸(埼玉県越谷市)を買収すると発表した。今年7月1日付で株式を100%取得する。
山崎梱包運輸は1974年設立。大伸化学の東日本エリアにおけるタンクローリー、コンテナ、ドラム缶、石油缶の配送を担っている。製品の安定供給や即納、品質管理の体制を強化するため、子会社化を決めた。
大伸化学は取得額を開示していないが「当社前会計年度の純資産の15%未満の価額となる見込み」と説明しており、単純計算で10数億円程度とみられる。
山崎梱包運輸の2019年3月期の売上高は6億円、営業利益は1800万円だった。
(藤原秀行)