【独自取材】Jリートのラサールロジポート、soucoの倉庫マッチングサービス利用開始

【独自取材】Jリートのラサールロジポート、soucoの倉庫マッチングサービス利用開始

「小規模・短期間」の利用ニーズ対応、第1弾は川崎・東扇島と兵庫・尼崎の物件

物流施設を投資対象としているJリートのラサールロジポート投資法人はこのほど、スタートアップ企業のsouco(東京)が手掛けている、倉庫の空きスペースと保管を希望する荷物をマッチングする「物流施設シェアサービス」の利用を開始した。

ラサールロジポートは、ラサール不動産投資顧問がポートフォリオに組み入れる物件を供給するスポンサーを務めており、現時点で首都圏と関西圏の16物件を運用している。

シェアサービスを利用することで、ラサールロジポートは入居テナントが一時的に空いたスペースを他の企業に提供したり、同一施設内で別の入居テナントと貸し借りし合ったりできるようになり、保管スペースの有効活用を促進できると期待。第1弾として、川崎市の「ロジポート東扇島」3棟と兵庫県尼崎県の「ロジポート尼崎」でシェアサービスの運用をスタートした。今後も利用状況などを見ながら、順次対象物件を拡大することも検討する。soucoは同日、ラサールロジポートの利用開始を発表した。


「ロジポート東扇島」の(左から)A棟、B棟、C棟


「ロジポート尼崎」(いずれもsoucoとラサールロジポート投資法人提供)

シェアサービスは1000坪以下の小ロット、かつ1カ月といった短期での利用ニーズに応えられるのが特徴。ウェブサイト上で手続きを済ませられるなどスムーズに利用開始までこぎ着けられるよう工夫を凝らしている点が評価され、既に1000社以上が登録している。波動が大きい飲料やアパレルといった商品でも、一時的に増床して迅速に物量増加へ対応できるようになるのが大きなメリットだ。

既にプロロジスや日本GLP、大和ハウス工業といった大手デベロッパーとも連携。登録している倉庫スペースの拡大を図っているほか、物流現場の深刻な人手不足を踏まえ、倉庫スペースのみの提供と、荷役作業とセットで倉庫スペースを利用できる2つの形態を準備。さらに商工組合中央金庫(商工中金)と連携してシェアサービスを使う荷主企業や物流事業者の資金繰り支援にも乗り出すなど、多様なニーズを掘り起こせるよう図っている。


サービスの概要(souco提供)※クリックで拡大

(藤原秀行)

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