ロジコムが一部利用、湖南市の拠点は約5倍に建て替えへ
大和物流は4月1日、滋賀県竜王町で新たな拠点「滋賀竜王物流センター」が完成、同実に稼働を開始したと発表した。併せて、同県湖南市で稼働中の「滋賀物流センター」を建て替えることも決めた。
「滋賀竜王物流センター」は地上3階建て(倉庫は2層)、延べ床面積は1万5925平方メートル。トラックバースに直結の貨物用エレベーターを備え、2階の倉庫部分は柱スパンを最大20メートル確保、効率的な保管ができるよう工夫している。
名神道の竜王ICから約500メートルと至近で、関西や中部、北陸の各エリアへ広範囲でアクセスに強みを持つ立地。京滋エリアのメーカーやサプライヤー向けに部材調達や完成品の共同配送などの拠点として活用する構想だ。倉庫と事務所の一部約7400平方メートルはロジコムに賃貸する。
「滋賀竜王物流センター」の外観(大和物流提供)
「滋賀物流センター」は2003年に開設し、取扱量増大に対応するため18年1月に増築したが、さらに既存棟を現状の2918平方メートルから約5倍の1万5285平方メートルに拡大する。今年7月に着工、21年7月の稼働開始を目指す。
大和物流は今年7月にも京都市の「京都物流センター」の建て替え増築が完成する予定となっており、18年以降で関西内陸部に計5拠点が誕生する。
(藤原秀行)