HAVIサプライチェーン・ソリューションズの3温度帯食品センター
Jリートの投資法人みらいの資産運用を担う三井物産・イデラパートナーズは4月21日、ポートフォリオに組み入れている神戸市の物流施設「六甲アイランドDC」に関し、同28日付で信託受益権の準共有持ち分の7・55%を7億1700万円で売却する方針を発表した。
同施設は神戸市沖合の人工島・六甲アイランドに位置。地上2階建て、延べ床面積は1万4381平方メートルで2016年5月に完成した。大手外食チェーン向けの大規模3温度帯(冷凍、冷蔵、常温)物流センターで自動立体倉庫なども備えており、HAVIサプライチェーン・ソリューションズ・ジャパンの専用施設として使われている。
譲渡先は三井物産グループのエスティファンドワンで、資産運用業務のデジタル化に向けたプロジェクトに参画している。譲渡益は新型コロナウイルスの感染拡大でホテルなどの賃貸事業収入の落ち込んだ分の一部カバーに充てるほか、譲渡で得られた資金は新規物件取得などに活用する計画。
「六甲アイランドDC」の外観(投資法人みらいウェブサイトより引用)
(藤原秀行)