物流センターの稼働スペース有効活用、時短ニーズに特化した新宅配サービスも開始
オイシックス・ラ・大地は4月28日、新型コロナウイルスの感染拡大で有機栽培した野菜などの宅配利用が増加し、出荷能力に問題が生じたため一時休止していた新規会員登録を同30日から段階的に再開すると発表した。
出荷能力を増強するため、神奈川県海老名市の拠点「ORD海老名ステーション」を中心に、拠点の稼働スペースの活用方法や作業効率を見直した。
併せて、有機栽培した野菜などの宅配「Oisix(オイシックス)」に関し、消費者の時短ニーズに特化した新サービス「サクッとOisix」を始めたことも発表した。Oisix定期会員向けには同23日にスタートしており、それ以外の人には同30日から提供を始める。
通常のOisixは約4500商品を常時取りそろえているが、新サービスは対象商品を10分の1程度の450~500まで絞り込み、選択する時間を短くできるよう配慮。5~10分で調理を済ませられるミールキットや、レンジで温めるだけの半調理済みのおかずなどを充実させている。多様な宅配需要に対応していく考えだ。
時短メニューの一例「火を使わずに!ごはんがすすむ角煮丼」(オイシックス・ラ・大地提供)
(藤原秀行)