5月中に2000店舗まで拡大へ、コロナでニーズ増に対応
米ウォルマートは、注文を受けてから2時間以内に商品を宅配する新サービス「Express Delivery(エクスプレスデリバリー)」を本格的に開始した。4月中旬以降、100店舗で試験的に導入したが、新型コロナウイルスの感染拡大により商品宅配のニーズが増えているのに対応、5月中に約2000店舗まで増やす計画だ。
サービスは食料品や日用品、家電、おもちゃなど約16万点の商品が対象。通常の配送料に加えて1回当たり10ドル(約1060円)が必要。商品の価格自体は実際の店舗と変わらない。
同社は現在、インターネットで注文を受けた商品を店舗の売り場からピッキングする担当者「パーソナルショッパー」を約7万4000人配置しており、エクスプレスデリバリーも手掛けている。グループを挙げて宅配シフトを進める構えだ。
(藤原秀行)