「賛成は46・7%」と発表
※アルファレオが総会の議決権行使比率を公表したので、追加しました
乾汽船は5月7日、筆頭株主の投資会社アルファレオホールディングスが招集し、東京都内で同日開催した乾汽船の臨時株主総会で、アルファレオが提案した買収防衛策廃止が賛成少数で否決されたと発表した。
アルファレオは同日、総会での議決権行使の結果について、賛成が46・7%、反対が53・3%だったと公表。2019年6月の定時株主総会で買収防衛策導入が決議された際、反対した割合が41・3%だったことに言及し「僅差となっている」との持論を展開した。
アルファレオは乾汽船が昨年11月に開いた臨時株主総会で、アルファレオが買収防衛策廃止を議案とするよう求めたのに対し、乾汽船が拒否したことを不服として、東京地裁にあらためて臨時株主総会開催の招集許可を求め、同地裁は認めていた。
アルファレオは昨年11月時点で乾汽船株式の28・15%を保有。買収防衛策は乾汽船株式の30%以上を所有する株主が現れた場合に発動することになっており、アルファレオは反発している。
株主総会会場
(藤原秀行)