【新型ウイルス】JR貨物、4月のコンテナ輸送量は前年比11%減

【新型ウイルス】JR貨物、4月のコンテナ輸送量は前年比11%減

景気低迷やコロナが影響、今後も大幅な減少懸念

JR貨物は5月13日、新型コロナウイルスの感染拡大が鉄道貨物輸送に及ぼしている影響を公表した。

4月の輸送量はコンテナが前年同月比11・0%減の165万9000トン、車扱は8・4%減の64万トンだった(災害補正・同曜日配列補正後の比較)。同社は「4月以降、国内景気低迷に新型コロナウイルスの感染拡大の影響が加わり、ほとんどの品目で対前年を下回った」と説明。5月もこれまで傾向に大きな変化はないとの見方を示した。一部列車が需要減で運休しているという。

今後に関しては「さらなる影響の拡大、長期化による世界経済や日本経済の減速に伴い、輸送量が大幅に減少することを懸念しており、引き続き動向を注視する」と説明している。

また、施工会社の作業制限や一部材料調達の遅れにより、工事の延期が発生しているという。

(藤原秀行)

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