国交省が審議会で説明、混雑情報把握システムを東名・新東名の全施設に整備へ
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国土交通省は7月2日、東京・霞が関の同省内で開いた社会資本整備審議会道路分科会の国土幹線道路部会(部会長・朝倉康夫東京工業大環境・社会理工学院教授)で、高速道路の休憩施設で物流事業者が確実にトラックなどを駐車、休めるようにする環境整備を進めていることをあらためて説明した。
既に公表しているSAやPAの駐車マス拡充と併せて、2020年度以降にETC(自動料金収受システム)を使い、駐車場の車種別混雑情報をリアルタイムで把握できるシステムを、東名道と新東名道の全施設に整備する方針に言及。
さらに、AI(人工知能)を生かした予測技術などを用いて、情報板やウェブサイトで駐車場の満空情報やSA・PAの混雑情報などを提供していくことを検討すると説明した。
また、ダブル連結トラックへの対応に関し、20年度末をめどに東京と大阪の中間地点に当たる新東名道の浜松いなさICの外に予約駐車スペースを設けたり、東名道の足柄SA、新東名道の静岡SA、新名神道の土山SAにそれぞれ予約駐車システムを導入したりする方針にもあらためて触れた。
(藤原秀行)