21年7月稼働見込む、近隣のセンター集約し業務効率化へ
大和物流は7月3日、神奈川県海老名市で新たな物流拠点「(仮称)海老名物流センターⅡ」の工事を開始したと発表した。
地上2階建て、延べ床面積は1万4777平方メートル。圏央道の海老名ICから約2・5キロメートル、東名道の厚木ICから4・6キロメートル、新東名道の厚木南ICから3・2キロメートル。2021年6月末の完成、同7月の稼働を見込む。
同社は18年10月、海老名市で「海老名物流センター」が完成、主に親会社の大和ハウス工業の竜ヶ崎工場(茨城県龍ヶ崎市)が手掛ける住宅部材などの輸配送業務を担当している。新センターは同センターから約200メートルと近接しており、首都圏広域を商圏とする企業向けの拠点として運用する予定。
新センターは同社の「相模原物流センター」(神奈川県相模原市)や「宮下物流センター」(同)などの輸配送業務を集約、物流の効率化を図る計画。物流総合効率化法に基づく特定流通業務施設として認定を取得済み。
輸送効率化で省力化(入出庫台数42・35%削減、トラック走行時間31・04%削減など)や環境負荷の低減(CO2排出量11・62%削減)を見込む。関東エリアの事業拡大の基盤としたい考えだ。
新センターの完成イメージ(大和物流提供)
(藤原秀行)