NTTロジスコ、医療機器共同配送で東京23区対象の新ルート追加

NTTロジスコ、医療機器共同配送で東京23区対象の新ルート追加

神奈川や千葉、関西にも設定

 NTTロジスコは10月25日、医療機器の3PL事業を手掛ける自社メディカルロジスティクスセンターを基に展開している医療機器の共同配送サービス「メディカルライナー」に関し、新たに東京都内のルート配送を追加したと発表した。

 現行の北関東エリアでのサービスに加え、23区内で医療機器ディーラーが多く存在するエリアでも実施。同社が専用便として医療機器を運び、一層の輸送コスト低減とサービスの高品質維持を図る。

 同社は訓練を受けたドライバーによる専用便を運行することで、宅配便や路線便を使う際に発生する集荷店・配達店での積み替え作業をなくし、破損や仕分けミスの解消、納品時間の安定といったメリットをユーザーに提供できると強調。

 ディーラーにとっても医療機器の一括納品で荷受け業務の負荷軽減が見込めるとアピールしている。

 同社は新ルート設置と併せて、配送する医療機器の動態管理システムを導入した。インターネットを介して車両の位置や配送の進捗をリアルタイムで確認できる。

 さらに配送が遅れた場合は医療機器メーカーの担当者にメールで即時に連絡。迅速に対応できるようサポートする。

 今後は神奈川や千葉、関西でも共同配送の新ルートを構築していく構え。併せて、医療機器ディーラーからのミルクランサービスも近く始める予定だ。

(藤原秀行)


教育を受けた専門ドライバーが作業を担当(NTTロジスコ提供)

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