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米プロロジスが独自の社会貢献活動拡大、25年中に2万5000人の求職者が物流業界で必要なスキル習得支援へ

米プロロジスが独自の社会貢献活動拡大、25年中に2万5000人の求職者が物流業界で必要なスキル習得支援へ

非営利組織と提携、オンライン教育訓練プログラムなど展開

プロロジスは8月26日、米国で展開している独自の社会貢献活動「コミュニティ・ワークフォース・イニシアティブ(CWI)」の取り組みを拡大すると発表した。2025年中に、2万5000人の求職者が運輸・流通・物流業界で必要とされるスキルを習得できるよう支援することを目指している。

目標達成に向け、米国で労働力や教育システム転換を推進している非営利組織JFF(Jobs for the Future)と提携。オンラインで受講可能な教育訓練プログラムを運営し、物流現場で働く人たちに求められるコンピテンシー(行動特性)の習得をサポートする。職場の安全確保やフォークリフトの操縦などの物流現場特有の知識・技能を身に付けてもらうことを手助けする。加えて、受講した人を対象に修了証書を発行し、物流業界で注目されるよう普及を図ることも想定している。

トレーニング教材は、プロロジスの顧客の協力を得て開発しており、雇用主の会社それぞれ固有のニーズに合わせてカスタマイズできる内容となっている。JFFと連携して構築している教育プラットフォームは、国際物流大手のジオディスや国際3PL大手NFIインダストリーズなどが試験的に利用を始めているという。

併せて、地域の団体やコミュニティ・カレッジ(2年制の公立大学)、ワークフォース・デベロップメント・ボード(労働力発展開発委員会)などに資金を提供。オンライントレーニングを通して求職者を支援し、地域の雇用機会との橋渡しを担う。さらに、求職者を後押しするためのキャリアガイダンス、コーチング、サポートサービスなどを提供し、物流分野の将来人材として育成する計画。

パートナーシップは、マイアミ、シカゴ、ダラス、トレーシー(カリフォルニア州)、ロングビーチ、フィラデルフィアで開始する。2021年には新たな地域への展開も予定している。

プロロジス会長兼CEO(最高経営責任者)のハミード・R・モガダム氏は「物流は地域に長期的な雇用をもたらす。当社のCWIプログラムは物流というダイナミックな業界において、将来性あるキャリアパスの初めの一歩を踏み出す支援をする。現在、当社のカスタマーから、これまでにないほど人材不足の課題についてご相談をいただいており、この取り組みが、官民の橋渡しの一助となればと願っている」とコメントした。

(藤原秀行)

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