日中両政府がAEO相互認証で正式合意

日中両政府がAEO相互認証で正式合意

認定事業者の輸出入手続き簡素化へ

 財務省は10月26日、日中両国政府間で、AEO(認定事業者)の相互認証に関して正式に合意したと発表した。

 安倍晋三首相と李克強首相が同日、中国・北京で会談し、合意書に署名した。AEO事業者が両国間の輸出入を手掛ける際に必要な諸手続きを迅速化・簡素化する。

 AEOは貿易情報の厳格な管理体制が構築されていることなどの条件を満たす事業者を認定、書類審査などの税関手続きを軽減する制度。世界税関機構(WCO)の取り決めに沿って各国の税関当局が普及に努めている。

 日本はこれまで、米国やEU(欧州連合)、カナダ、韓国、シンガポール、マレーシア、香港、ニュージーランドと相互認証で署名済み。

(藤原秀行)

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