日立とアルフレッサ、再生医療の生産や輸送などの情報管理可能なプラットフォーム構築

日立とアルフレッサ、再生医療の生産や輸送などの情報管理可能なプラットフォーム構築

21年に実運用開始見込む

日立製作所とアルフレッサは8月31日、再生医療に関する多様な情報を統合管理できるプラットフォームを構築したと発表した。

検体の個体識別や細胞の採取、生産、輸送、投与などの一連の過程に関わる情報を共有、医療機関や製薬会社、物流企業などが利用できるようにする。各社は自前で情報システムを開発する必要がなくなり、業務の効率化と安全性向上につなげられると見込む。

プラットフォームは2021年に実運用を開始する予定で、アルフレッサが最初のユーザーの1社に名を連ねる計画。

再生医療は患者自身の細胞を培養、製品化することから、細胞を提供する人と投与する人が一致すると確認することが不可欠。両社はプラットフォームで細胞から製剤を作り出し、投与するまでの流れを追跡できる体制を整え、再生医療の普及に貢献したい考えだ。


プラットフォームの概要(両社プレスリリースより引用)※クリックで拡大

(藤原秀行)

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