国内物流ロボティクス市場規模、30年度に8・6倍の1500億円超と予測

国内物流ロボティクス市場規模、30年度に8・6倍の1500億円超と予測

矢野経済研究所が調査結果公表、順調に拡大見込む

矢野経済研究所は9月14日、国内の物流ロボティクス市場の調査結果をまとめた。

2019年度の市場規模(事業者売上高ベース)は前年同比53・3%増の131億4000万円と推計。人と協働して動くピッキング支援ロボットAMR、商品の入った棚を持ち上げて作業エリアまで運ぶGTP型のAGV(無人搬送機)、ロボット自動倉庫が伸びたことで市場の拡大が続いた。

20年度は新型コロナウイルスの感染拡大で物流現場の密集を回避することが強く求められている点などがプラスに働き、33・4%増の175億3000万円になると見込んでいる。

さらにラストワンマイルの配送を担う屋外での配達ロボットやドローン(無人飛行機)も5年以内に実現する可能性が大きいとして、25年度の市場規模は583億円、30年度には20年度の約8・6倍に相当する1509億9000万円に達するとの見通しを示している。

調査は今年4~8月に実施。物流に関わる倉庫・物流センターなどの屋内で利用されているロボットを対象とし、作業工程別に「入出庫に関わるロボット」「ピッキングロボット」「搬送・仕分けロボット」の3カテゴリーに分類した。工場などの生産工程で使用される物流ロボットや屋外で稼働する物流ロボット、知能ロボットコントローラーなどは含んでいない。


物流ロボティクス市場規模の推移(矢野経済研究所プレスリリースより引用)※クリックで拡大

(藤原秀行)

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