菅首相が政府の作業部会で表明、マイナンバー制度活用へ工程表作成指示
政府は9月25日、行政のデジタル化とマイナンバー制度改善に関するワーキンググループ(作業部会)の会合を開催した。
菅義偉首相は、2025年度末までに地方自治体間で様式がばらばらとなっている業務システムを統一・標準化させる考えを表明。マイナンバー制度の活用に向けた検討課題に挙がっているマイナンバーカード機能のスマートフォン搭載、運転免許証のデジタル化など33項目について、25年度末までの必要な取り組みの工程表を省庁横断で作成するよう指示した。
菅首相は「ワーキンググループで取りまとめるDX(デジタルトランスフォーメーション)のための施策は、今後新設されるデジタル庁を中心として、強力に進めてまいりたい」と語った。
作業部会で発言する菅首相。右は武田良太総務相(首相官邸ホームページより引用)
(藤原秀行)