11億円投資、21年8月完成目指す
鴻池運輸は10月13日、大阪市此花区の大阪港・舞洲エリアに鋼材や重量物の沿岸荷役・保管・配送拠点となる輸出入専用の新倉庫を開設すると発表した。
今年6月に着工したが、新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえ一時工事を中断していた。9月に再開しており、2021年8月の完成を目指す。投資額は約11億円。
大阪港近隣の鋼材・重量物をメーンに取り扱う自社倉庫の一部で満床状態が続いており、今後も経済成長が続くアジア諸国向けの輸出や韓国からの鋼材輸入が増えていくことが期待されるため、倉庫新設に踏み切った。
新倉庫は敷地面積7193平方メートル(隣接岸壁除く)、上屋面積3942平方メートル、岸壁面積3600平方メートル(北港白津岸壁に隣接)を計画。阪神高速道路の湾岸舞洲出口から車で約5分のエリアに位置している。
隣接岸壁は推進7・5メートル、広さ30メートル×120メートルを備え、最大5000トン船までの接岸が可能。
新倉庫の完成イメージ(画像提供・東洋建設、鴻池運輸プレスリリースより引用)※クリックで拡大
(藤原秀行)