4・2万平方メートルで3温度帯対応、22年3月竣工予定
埼玉を地盤とする第一倉庫冷蔵(さいたま市)は、同市岩槻区で新たな物流拠点「岩槻長宮第2物流センター」の開発を進めている。2015年に開業した「岩槻長宮第1物流センター」の増設棟で、2棟を合計すると保管能力は10万トンと埼玉県内で最大規模に達する見通しだ。
第2物流センターは冷凍、冷蔵、常温の3温度帯に対応し、延べ床面積は1万2800坪(約4万2200平方メートル)、収容能力は6万600トンを計画。22年3月の竣工を予定している。
プレキャストコンクリート造の免震構造を採用。地震対策に万全を期すほか、昨今ニーズが高まっているフードディフェンス対策としてセキュリティーシステムも導入する。
労働力不足を念頭に置き、冷凍自動倉庫を備えて省人化を図るとともに、自然冷媒を用いた冷凍機を使い、環境負荷軽減を目指す。ドッグシェルターは46基を設ける。
東北自動車道の岩槻ICから春日部方面へ4キロメートルに位置し、首都圏をはじめ東日本エリアへの配送を担う上で好立地となっている。
第2物流センターの完成イメージ(いずれも第一倉庫冷蔵提供・クリックで拡大)
(藤原秀行)