大型では国内初の発電式冷凍装置搭載
SBSホールディングス(HD)傘下で食品物流を手掛けるSBSゼンツウは11月5日、最新の環境配慮型配送車両4台を導入し、10月15日にパルシステム生活協同組合連合会が埼玉県熊谷市に構えている「熊谷センター」で運行を開始したと発表した。
導入したのは日野自動車製の大型ハイブリッド冷凍車2台とトプレック製(車体はいすゞ自動車)の発電式中型冷凍車2台。大型ハイブリッド冷凍車は走行中に発生する回生エネルギーを大容量バッテリーに蓄え、走行に加えて冷凍コンプレッサーの駆動も可能な発電式冷凍装置を備えている。大型トラックに搭載したのは国内で初めてという。
発電式中型冷凍車は発電機を搭載し、余った電気をバッテリーに蓄電することで、アイドリングストップ時でも冷凍装置を稼働状態で維持できる。いずれの車両も不可欠な高品質な温度管理と温室効果ガス軽減を両立している。
大型ハイブリッド冷凍車(上)と発電式中型冷凍車(いずれもSBSゼンツウプレスリリースより引用)
(藤原秀行)