館内物流をサポート、自動で障害物回避
三菱地所は11月1日、福岡市で今月21日に開業する商業施設「MARK IS 福岡ももち」に館内の物流を担うロボットを導入すると発表した。延べ床面積約12万5000平方メートル、全163店舗を備える巨大施設で商品運搬をロボットがサポートし、業務の効率化を図る。
投入するのはフランスのエフィデンス製運搬ロボット「EffiBOT(エフィボット)」。最大積載重量が300キログラムで、人間では取り扱えない重量物の運搬を担当する予定。
ロボットは搭載のセンサーを活用し、人間を追尾して動くほか、事前に認識した地図情報を基に指定経路を無人で障害物を避けながら走ることも可能。
ロボットは館内の荷さばき場からバックヤードを通じて店舗に届ける形を想定しており、将来は施設外への運搬などにも利用することを視野に入れている。
三菱地所は併せて、ソフトバンクロボティクス製の清掃ロボット「RS26」も投入する。
(藤原秀行)
導入する運搬ロボット「EffiBOT」(三菱地所提供)