コロナ禍で通販需要急増受け、出荷代行システムの機能強化へ
ECの自動出荷システムを展開しているスタートアップ企業のロジレス(東京都豊島区南大塚)は、ベンチャーキャピタル2社から総額5億円の資金調達を完了した。
ロジレスが提供しているシステム「LOGILESS(ロジレス)」は、インターネットショップに入った注文の情報を自動的に取得、出荷情報として提携している倉庫と共有され、毎回細かく指示を倉庫に出さなくても商品を出荷できるのが特徴。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴うネット通販の需要急増で今後もシステムのニーズが見込まれるため、事業資金を確保して機能を強化、ECや物流の発展に貢献していきたい考え。
ロジレスは今回、シンガポールのBEENEXT Capital Management(ビーネクストキャピタルマネジメント)が運営している、SaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)を展開しているベンチャー企業が対象の「ALL STAR SAAS FUND」とCoral Capital(東京都千代田区大手町)を対象に第三者割当増資を実施した。
ロジレスは2019年、Coral Capitalの前身のファンドから5000万円を調達している。今回はCoral Capitalが既存投資先の中から特に成長している企業を対象としたCoral Growthがロジレス支援を決めた。ロジレスの累計資金調達額は5億5000万円に達した。
ロジレスとCoral Capitalの関係者ら(ロジレス提供・クリックで拡大)
(藤原秀行)※キャラクター「ロジごま」もロジレス提供