コロナ禍で巣ごもり需要増の反動か、ゆうパケットは4カ月連続減少
日本郵便が6月1日公表した4月の郵便物・荷物の引受物数によると、荷物のうち宅配の「ゆうパック」は前年同月比13・9%減の8067万3000個だった。前年の実績を割り込んだのは2カ月ぶり。
前年の4月は新型コロナウイルスの感染拡大で「巣ごもり需要」が盛り上がった影響で26・5%増と大きく伸びており、その反動が出たとみられる。
ゆうパックの中でも特に小型荷物に特化した「ゆうパケット」は21・3%減の3697万1000個と4カ月続いてマイナスになった。前年の4月は39・4%増に達していたが、取扱数の急拡大傾向は一段落してきたようだ。
郵便物はトータルで6・8%増の11億6151万6000個だった。
(藤原秀行)