楽天、神奈川・横須賀で自動配送ロボットの公道走行実験を開始へ

楽天、神奈川・横須賀で自動配送ロボットの公道走行実験を開始へ

21年前半には西友から期間限定で商品配達実現目指す

楽天は12月7日、神奈川県横須賀市で、自動配送ロボット(UGV)によるスーパーからの商品配送サービス実現に向け、公道走行の実証実験を同14日に始めると発表した。

同市馬堀海岸エリアの住宅地の約200メートル×約120メートルの範囲が対象。低速・小型のUGVを同エリアから約5キロメートル離れた電波・情報通信関連技術などの研究開発拠点「横須賀リサーチパーク」で遠隔監視し、走行させる予定。投入するのはパナソニック製ロボットで、最高速度は時速4キロメートル。

楽天は同エリアの「西友馬堀店」から近隣住宅地へのUGVを用いた商品配送サービス実用化を目指している。2021年前半には実際に注文を受けて配達するサービスを期間限定で実現したい考えだ。

楽天と横須賀市はこれまでにも、ドローン(無人飛行機)やUGVを使った商品配送の実証実験を展開するなど、協力関係にある。今年11月には地域の一層の活性化と市民サービス向上のための包括連携協定を締結、UGVやドローンを使った荷物配送による地域課題の解決などに共同で取り組むことで合意している。



投入する予定の自動配送ロボット(楽天提供・クリックで拡大)

楽天が19年9~10月に横須賀市で行ったUGVによる配送実験の様子(UGVは今回の実験のものと異なります)※クリックで拡大

(藤原秀行)

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