荷重量36トン、航続距離480キロメートル以上見込む
トヨタ自動車は12月11日、北米で水素を使って走る燃料電池(FC)大型商用トラックの新型プロトタイプを初めて公開したと発表した。既に開発している第1世代のトラックから性能を向上させた第2世代のFC大型商用トラックと位置付けている。
同9日に日本国内で発売したFC車「ミライ」の新型と同じシステムを採用。荷重量は最大約36トン、航続距離は約480キロメートルを見込む。将来の量産化を見据え、加速性能を向上させるなど第1世代から改良を加えた。
第1世代のFCトラックは米国の運送会社向けに納入を開始。第2世代も実際の輸送現場に投入して実証を続ける。
(藤原秀行)