20年12月期中に拠点数44、車両数988まで整備目指す
金沢市に本拠を置いて物流事業を展開しているビーイングホールディングス(HD)が12月15日、東京証券取引所第2部に上場した。
同社は1986年9月設立。生活物資に特化した輸配送や保管、流通加工、3PLなどを担っているほか、タクシーやバスの運行、WMS(倉庫管理システム)開発などもグループで手掛けている。
今年6月には千葉県内に日用雑貨品を扱う物流拠点を開設した。今年9月末時点の物流拠点数は全国で43に上る。
2019年12月期の連結営業収益(売上高に相当)は前期比17・8%増の162億円、経常利益は66・8%増の5億5200万円だった。20年12月期は営業収益が12・8%増の183億円、経常利益は5・4%増の5億8200万円を見込む。
20年12月期の目標として、1億円以上の取引先を前期より1社増やして22社にするほか、拠点数も5カ所増の44に、輸送可能車両数を102台増の988台(うち自社保有車両は30台増の336台)に増強することを計画している。
取引初日の12月15日は、初値が公募価格(1000円)を大きく上回る1479円となった。
(藤原秀行)