米ウォルマート、21年に無人自動運転トラックの商品配送実験を拡大

米ウォルマート、21年に無人自動運転トラックの商品配送実験を拡大

店舗向けに投入、30キロメートル超の長距離も挑戦

米ウォルマートは12月15日、アーカンソー州で無人の自動運転トラックを使った商品配達の実証実験を2021年に拡大すると発表した。

同社は自動運転技術の開発を担うスタートアップ企業のGatik(ガティック)と連携し、2019年から自動運転車の配送実験を進めてきた。アーカンソー州でオンラインでの注文に特化した拠点「ダークストア」から2マイル(約3キロメートル)離れた小型店舗まで商品を届ける。個人向け宅配に加えて、店舗向けの配送にも投入する。

併せて、ルイジアナ州のニューオーリンズとメテリーの約20マイル(約32キロメートル)で商品を輸送する計画。長距離の輸送にも挑戦する。

ウォルマートは21年初めにゼネラル・モーターズ(GM)傘下のクルーズと組み、自動運転車両による配達のテストを始める予定。


実験に用いるガティックのトラック(ウォルマート提供・クリックで拡大)

(藤原秀行)

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