日本法人設立、月額1台当たり8万~10万円を想定
中国系のロボットメーカー、シリウスロボティクスの日本法人は1月22日、物流現場向けAMR(自律走行ロボット)の普及に向け、月額料金でAMRを導入できるRaaS(Robot as a Service)を本格展開すると発表した。
RaaSを手掛けるROBOCREWをこのほど設立した。月額は1台当たり8万~10万円を想定。PoC(概念実証)の場合は、1台を7日間で7万円(セッティング費用込み、運送費用は別)などと予定している。
シリウスのAMR「FlexComet(フレックスコメット)」は、ピッキングする商品が収められた棚の場所に最短距離で自律移動。スタッフはタブレット端末に表示された指示通りに商品を取り出し、ロボットのコンテナに収めると次の商品の場所へ誘導するとの流れ。
小型プリンターをAMRに取り付け、ブルートゥースで連携することにより、必要な数量をピッキングした後、プリンターからラベルを印刷しオリコンに貼り付けることも可能という。
シリウスのフレックスコメットは関通が運営している楽天向け物流施設で採用されているほか、三菱商事が手掛けているRaaSサービスのラインアップにも新たに追加された。
AMR「FlexComet」(左)と新機種の「FlexSwift(フレックススウィフト)」(右、以下いずれもシリウスジャパン提供・クリックで拡大)
(藤原秀行)