東西広域カバー可能に、22年2月の稼働開始見込む
大和物流は2月1日、京都府久御山町で新たな物流施設「(仮称)久御山物流センターⅡ」の工事を開始したと発表した。
地上5階建て(倉庫は4層)、低床式で延べ床面積は2万4501平方メートル。2022年1月末の竣工、同2月の稼働開始を見込む。
第二京阪道路の久御山南ICから約2キロメートル、京滋バイパスの巨椋ICから約5キロメートルに位置。23年度の全線開通を予定している新名神高速道路の八幡京田辺ICにも約6・5キロメートルで、関西エリアに加えて東西の広域をカバーできる立地。
屋内トラックバースを採用し、上層階の保管可能面積を広く確保するとともに、天候に左右されず入出荷業務を進められるよう配慮。貨物用エレベーターと垂直搬送機を各3基導入する。
近隣では18年7月に稼働を始めた「久御山物流センター」(同町)、20年8月に運営をスタートした「京都物流センター」(京都市南区)が存在している。3施設が連携し、繁閑に応じた在庫増減への対応や車両・人員の融通などを進める予定。
「(仮称)久御山物流センターⅡ」の完成イメージ(大和物流提供・クリックで拡大)
(藤原秀行)