市と災害時協力協定を締結
大和ハウス工業は2月5日、岩手県北上市で同社としては3棟目となるマルチテナント型物流施設「DPL岩手北上Ⅲ」の工事を同15日に始めると発表した。併せて、同市と災害時における物資集積協力の協定を2月5日付で締結した。
新施設は鉄骨造平屋建てで延べ床面積は1万804平方メートル。1区画4889平方メートルから最大2テナントの利用が可能な設計としている。東北自動車道の北上金ケ崎ICから約3キロメートルに位置している。竣工は今年9月、入居は10月初旬をそれぞれ見込む。
17年10月完成の「DPL岩手北上Ⅰ」、19年9月完成の「DPL岩手北上Ⅱ」が満床になっているため、新たな開発に乗り出す。同社は「半導体・自動車部品関連、インターネット通販事業者や小売業者、東北方面への配送を手掛ける事業者など、昨今の物流業界における市場環境の変化に伴った幅広い物流ニーズに応えることができる」と説明している。
また、協定は地震などが起きた際、「DPL岩手北上Ⅲ」を支援物資の一時保管や集積場所として活用することをうたっている。
「DPL岩手北上Ⅲ」の完成イメージ(以下、いずれも大和ハウス工業提供・クリックで拡大)
(藤原秀行)