事業所へのバイオマス熱電供給導入など推進
工作機械大手のDMG森精機は2月9日、地球温暖化対策として、2021年中に全世界で事業活動に伴って生み出される二酸化炭素(CO2)を実施的にゼロとする「カーボンニュートラル」達成を目指す計画を公表した。
20年には欧州のグループ企業で、国際的に認定された環境保護のプロジェクトへ出資してCO2排出分を相殺、カーボンニュートラルを実現しており、グローバル規模に取り組みを広げる。
21年は自らの事業活動に加え、部品の調達に関してもカーボンニュートラルの対象とする。調達から出荷まで物流を含めた全工程で、再生可能エネルギーの積極的な利用などを通じてカーボンニュートラルで製品を顧客に届けられる体制を確立。同社製品には「「GREENMACHINE(グリーンマシーン)」マークを表示する。
他にも、事業所にCO2排出量がゼロの木質バイオマス熱電供給システムを導入したり、製品の工作機械自体を消費電力の小さなものにして顧客の施設でエネルギー効率改善に寄与したりすることを想定している。
(藤原秀行)※イメージ写真はDMG森精機ウェブサイトより引用