先進的施設の需要に対応、サンパウロとリオ中心に開発・運営へ
米プロロジスはこのほど、カナダの年金基金運用会社傘下で不動産投資を手掛けるアイバンホー・ケンブリッジと、ブラジルで合弁会社を設立することで合意したと発表した。
両者のノウハウを組み合わせ、先進的な施設へのニーズに対応するのが狙い。合弁会社の出資比率はプロロジスが2割、アイバンホーが8割。同国のサンパウロとリオデジャネイロを中心に施設開発・運営を手掛ける予定。
合弁発足に際し、プロロジスが保有するポートフォリオのうち、稼働中施設約64万平方メートル分と、開発用地約150万平方メートルを合弁会社に移し替える。
アイバンホーは2006年、ブラジルでの投資をスタートしており、今後も長期にわたって継続するとコミットしている。
(藤原秀行)