クラウド上でリアルタイムに一元管理、最適な配車計画策定も
アクセンチュアと出光興産は3月19日、燃料輸送業務のデジタル化を共同で推進すると発表した。
出光と全国約6400カ所のサービスステーション(SS)、取引先、運送会社など多岐にわたる関係者が燃料の受注や荷降ろしなどの必要なデータをクラウドベースでリアルタイムに一元管理、共有できる輸送管理プラットフォームを構築する。
タンクローリー約900台に搭載したタブレット端末を介して各車両の位置情報や作業状況も収集。輸送状況の可視化や受注・配送業務のデジタル化に加え、データを分析して最適な配車計画を策定することも図る。
タブレット端末はドライバーが業務内容や注意事項の確認、輸送状況の報告などをスピーディーに行えるアプリが入っているため、現場業務の効率化にもつながると見込む。
プラットフォームはセールスフォースを活用。アクセンチュアが開発や設計、既存システムとの連携などを担当した。
輸送管理プラットフォームの画面(以下、いずれも両社提供)
タンクローリー乗務員用のアプリの画面
(藤原秀行)