日本主導で策定の国際基準に則ったサービス普及図る
ヤマトホールディングス(HD)は3月24日、フランス・パリに本拠を置く欧州の国際物流大手DPDグループと連携し、安全で安心できる持続可能な食品流通確立に向け、コンソーシアム「Fresh Pass(フレッシュパス)」を設立することを決めたと発表した。
日本が主導して策定した小口保冷配送サービスの適切な温度管理に関する国際基準「ISO23412:2020」に則った小口法令輸送サービスの普及を図る。日本流の保冷宅配サービスの存在感を高めたいとの狙いが込められている。
コンソーシアム参加企業同士が持つ輸送ネットワークやノウハウを相互活用し、自社サービスのコスト低減や新規市場進出をサポートし合うことを想定。併せて、参加企業は「Fresh Pass」のブランドやロゴを利用し、自社が展開している輸送サービスの高品質をアピールすることも可能になる。
ロゴマークとコンソーシアムのイメージ(ヤマトHD提供)
(藤原秀行)