子会社核に3PLや共同配送など提供
水産練り製品の製造・販売を手掛け、チルド物流も担う紀文食品(登記上本社:東京都中央区銀座、実質的には東京都港区海岸)が4月13日、東京証券取引所の第1部に上場する。新規上場で調達する資金は製造現場の自動化機器への投資などに充てる予定。
1938年創業の個人商店「山形屋米店」が前身。カニ風味かまぼこやちくわ、はんぺん、中華総菜などを得意とし、全国の5工場と子会社の拠点などで製造しているほか、海外にも商品を供給している。
併せて、子会社の紀文フレッシュシステムが核となりロジスティクス事業を展開。チルド物流の3PLサービスや共同配送などを提供している。
21年3月期の連結業績は売上高が前期比1・6%減の1005億円、営業利益が26・0%増の34億7100万円、純利益が約2・1倍の20億3900万円と予想している。
(藤原秀行)