関東圏で事業基盤強化目指す
福岡運輸ホールディングス(HD)は4月1日、傘下の福岡運輸が、東京都多摩市の運送会社サントス、グリーンステージの2社の全株式を3月31日付で取得、買収したと発表した。具体的な取得額は開示していない。
2社はともに定温物流を展開し、食品の店舗配送に強みを持ち、庫内作業や在庫管理も手掛けている。東京都町田市の自社拠点をはじめ茨城、埼玉、神奈川、静岡に計12拠点を構えている。
2社を傘下に収め、関東圏での事業基盤強化を目指す。福岡運輸グループが関東圏で展開している物流拠点は計21に拡大した。
サントスは2001年3月、グリーンステージは13年11月にそれぞれ設立。同一人物が経営者を兼ねている。20年3月期の売上高はサントスが25億円、グリーンステージが5億円。
福岡運輸は今年1月にも、千葉県船橋市を本拠に食品物流を手掛けているオー・ケー・ライン(OKL)を買収した。
(藤原秀行)※写真はイメージ