コロナ禍で航空輸送量減少、オセアニアや欧米など向け
※本文に一部追加しました
日本郵便は4月15日、EMS(国際スピード郵便)に6月1日から特別追加料金を導入すると発表した。
新型コロナウイルスの世界的な感染拡大の影響で航空輸送量が減少、輸送コストが高騰しているため、当面の間、値上げに踏み切る。料金上昇幅は11%から最大で65・8%になる見通し。
対象地域は第2地帯に区分している「オセアニア・北中米・中近東」と「欧州」。4月15日現在で英国、イタリア、オランダ、スペイン、ドイツ、ニュージーランド、フランス、メキシコなど48カ国・地域への差出が可能。
例えば500グラムまでの郵便物の場合、オセアニアなどは現行料金の2000円に特別追加料金として400円を設定しトータルで2400円、欧州は2200円に250円をプラスして2450円になる。
併せて、フランス向けの保冷EMSは冷蔵大型と中型の場合が2・0キログラムまでの場合に1000円、そこから1キログラム増えるごとに500円を加算することなどを予定している。
同社はまた、現在取り扱いを停止している米国宛てのEMSについて、6月1日から再開する見通しになったと発表。追加料金を同様に採用する方向という。
(藤原秀行)
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