新日本化成とユーグレナは4月20日、新日本化成が製造・販売する環境浄化製品「AdBlue(アドブルー)」の配送車両で、ユーグレナ製の次世代バイオディーゼル燃料「ユーグレナバイオディーゼル燃料」の使用を開始したと発表した。
ユーグレナバイオディーゼル燃料を給油したアドブルー配送車両
今回導入の配送車で運搬する「アドブルー」は、ディーゼルエンジン向け尿素SCRシステム(SelectiveCatalyticReduction)用32・5%尿素水の名称。ディーゼル車から排出される排気ガスの中に含まれ、大気汚染の原因となる窒素酸化物(NOx)を窒素と水に分解し、環境負荷を低減する。
ユーグレナバイオディーゼル燃料は、微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)と使用済み食用油を原料に使って生み出したもので、車両自体の内燃機関を変更することなく使用できるのが特徴。燃料の燃焼段階ではCO2を排出するが、ユーグレナが成長過程で光合成によってCO2を吸収するため相殺、実質的には排出ゼロとなるカーボンニュートラルを実現できる。
(画像はプレスリリースより引用)
(ロジビズ・オンライン編集部)